ミシンの縫い方コツ|手の置き方から角・カーブまで元ミシン屋が解説
ミシンを少しでも使ったことがある方は疑問に思わないかもしれませんが、ミシン屋で店長していたときにお客さんが縫うときに一番最初に戸惑うのは手の置き方がわからないってことなんです。
この記事では手の置き方から力加減、直線・カーブ・角の縫い方まで、初心者がつまずきやすいポイントを元ミシン屋が丁寧に解説します。いらない生地で練習するコツもお伝えするので、本番で失敗したくない方はぜひ最後まで読んでみてください。
ミシンを縫うときの手の置き方
縫うときは針の左右に手を置くのが基本です。
注意していただきたいのが、押さえの内側に手を入れないこと。針が動いているときに内側に手が入ると怪我をする危険があります。必ず針と押さえの外側に手を置くようにしましょう。
力加減のコツ
生地を強く押さえすぎると逆に曲がってしまうことがあります。最近のミシンはほっておいてもある程度まっすぐ縫えるものが多いです。生地が曲がりそうなときにアシストするくらいの感じで手を添えてもらえればOKです。
力加減はどうしても縫って覚えるしかない部分もあります。本番の生地で練習するのはもったいないので、いらない生地で軽く縫う練習をしてから本番に臨むと失敗が少なくなりますよ。このとき本番と似た素材・厚みの生地で練習するとより効果的です。
縫い始め・縫い終わりの手順
縫い始めと縫い終わりは返し縫いをすることで糸がほつれにくくなります。手順はシンプルで、まず3針縫ったら一度止めて返し縫いを3針。その後縫いたいところまで縫い進めていきます。縫い終わりも同じように返し縫いをして止めます。
返し縫いをするときに一時的に右手を離す瞬間があっても焦らなくて大丈夫です。慣れるまでは、スピード調整ダイヤルを最低速にして縫うと失敗しにくくなります。一つ一つの動作を確実に完了させることを意識しましょう。
まっすぐ縫うコツ

縫っているときは針をじっと見なくてOKです。最初にお伝えした通り、押さえの内側に手を入れなければ針で縫われる心配はありません。
まっすぐ縫うには針板の溝を目印にして縫うのがポイントです。生地の端を溝に合わせながら縫い進めていくと、自然にまっすぐ縫うことができます。
お客さんの中にも生地を押さえすぎて曲がって縫ってしまう方がいました。力加減のところでもお伝えしましたが、生地は押さえるというより添えるくらいの感覚で縫うと曲がりにくくなりますよ。また生地を押さえすぎると針が折れる原因になることもありますので、押さえすぎないようにしましょう。
カーブの縫い方
カーブを縫うときはまっすぐ縫うときよりもゆっくり縫うのがポイントです。一気に縫おうとするとずれやすくなるので、数針縫ったら押さえを上げて生地の角度を調整する、を繰り返しながら縫い進めていきましょう。
まっすぐ縫うときより少し生地を強めに押さえながら角度を変えていくイメージです。焦らずゆっくり縫うことで仕上がりが綺麗になりますよ。
角の縫い方
角を縫うときは角まで縫ったら一度止めて、針が下がっている状態で生地の方向転換をしてから縫い始めると失敗が少なくなります。
角にぴったり合わせて止めるのが難しい場合は焦らずひと針ずつ縫い進めましょう。針上下ボタンがあるミシンはそのボタンを一度押すと半針ずつ進めることができるので、そちらを活用するのがおすすめです。針上下ボタンがないミシンの場合はミシン右側面のはずみ車(プーリー)を手前に回しながら針を動かしましょう。
練習方法
縫い方のコツをお伝えしましたが、やはり実際に縫って慣れることが一番の近道です。本番の生地でいきなり縫い始めるのはもったいないので、いらない生地で練習してから本番に臨むと失敗が少なくなりますよ。
このとき本番で使う生地と似た素材・厚みの生地で練習するとより効果的です。薄い生地で練習してから厚い生地で本番、となると感覚が変わってしまうので注意しましょう。
まとめ
今回はミシンの縫い方のコツについて解説しました。
- 手は針の左右に置く(押さえの内側はNG)
- 生地は押さえるより添えるくらいでOK
- 針板の溝を目印にまっすぐ縫う
- 縫い始め・縫い終わりは返し縫いを忘れずに
- カーブはゆっくり数針ずつ・角は針を下げた状態で方向転換
- まずはいらない生地で練習しよう
ミシンは慣れるまで少し時間がかかりますが、コツをつかめばどんどん楽しくなりますよ。
ミシン購入を検討中の方やトラブルで困っている方はこちらの記事も参考にしてみてください。
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