初心者でもかんたん!家庭用ミシンの水平釜の掃除方法。写真付きでご説明
ミシンをよく使用していると水平釜周辺にホコリやごみが溜まります。そのまま放置しているとキレイな縫い目が出なくなるだけではなく、故障の原因にもなります。ミシンを購入して一度も内釜の掃除をされたことがない方はこの記事を参考に掃除をしてみてくださいね。
掃除をするとどうなる?
水平釜周辺の掃除をすると以下のようないいことがあります。
・縫い目がキレイになる
・動作音が静かになる
縫い目に影響がありますのでこの掃除をしたことがなかった方や何年もしていなかった方はかんたんに行えますので、この機会に是非行ってみてください。
使用する道具
・ドライバー(ミシン購入時についていたもの)
・ミシンブラシ(ミシン購入時についていたもの)
・ティッシュペーパー
・スマートフォン(カメラ)
手順
1.ミシン本体の電源を落とす
ミシンが急に動き出さないようにミシンの電源は落としましょう。コンセントから電源コードを抜いておくと確実ですね。
2.水平釜にボビンが入っていたらボビンを出す
清掃をする際にボビンが入っていると邪魔になりますし、ボビンや巻かれている糸が汚れてしまう可能性があるので事前にはずしておきます。
3.ドライバーで針板のネジをはずす
多くのミシンに標準装備でついているドライバーがあります(ドライバーの形はメーカーや機種ごとに違う)。それを使用して針板を止めているネジをはずして行きます。
私のミシンは針板をすべて外さなくても内釜を外すことができますが、ミシンによってはネジを外さないと内釜を外せないモデルもございますので、ネジを取って針板を外して行きます。だいたいどのミシンでもネジは2〜3か所ほど止められています。
ちなみに私が使用しているのはブラザー オリビア500というミシンです。こちらの記事このミシンのご紹介をしていますのでよろしければご覧ください。「初心者さんにオススメのコンピューターミシン!ブラザー オリビア500の使いやす9機能」
4.針板をはずす
ミシンごとに針板のはずし方は違いますが、多くのミシンでは針板をスライドさせるような形で外すことができると思います。
5.内釜がセットされている様子をスマホのカメラで撮影する
針板をはずしたら内釜をはして行きますが、その前に一呼吸。内釜を今ある状態に戻せなくなっては困りますのでスマホのカメラなどで内釜がセットされている状態で内釜の撮影を行います。はずした後にもしも、戻し方がわからなくなっても写真を確認すれば、簡単に戻すことができると思います。
6.内釜をはずす
写真を撮影したら内釜をはずして行きます。ミシンによっては外すのが少し硬い場合があるかもしれません。掲載している写真のようにはずして行きます。
7.内釜や内釜がセットされていた部分の周辺を不要な布を使用して掃除する
内釜をはずしたら内釜や内釜がセットされていた部分の清掃をします。ミシンブラシや不要な布などで手が届く範囲でホコリやゴミを取り除いて行きましょう。もしもエアダスターなどをお持ちでしたらより簡単に隅々まで掃除できるでしょう。
8.内釜を元に戻す
先ほどスマホで撮影をした写真を参考に内釜を元に戻します。戻す際に注意をしたいのは内釜の出っ張っている部分が外釜の押すと戻ってくるこの部分に当たるように戻してください。このように戻さないとうまく動作しない原因となってしまいます。
9.針板をつけて針板のネジを止める
針板を元に戻しネジで止めます。初めは手でネジを閉めて、その後、ドライバーでしっかりと締めるのがいいでしょう。
ネジを閉める時の基本ですが、初めからネジで閉めようとすると手で締めてからネジで締めるよりもうまく閉められず時間がかかることが多いです。
10.試し縫いをする
しっかり元に戻すことができたら試し縫いをしましょう。直線やジグザグ縫いなどして異常がなければ、清掃終了です。正しい糸掛けをしても糸が絡むなどの事象が起きた場合はしっかりと元に戻すことができていません。もう一度、針板を開けて内釜がちゃんとセットされているのかを確認しましょう。よく失敗しがちなのは「8.内釜を元に戻す」でご説明しました内釜の出っ張っている部分が正しい位置になっていないことです。もしも糸絡みするようでしたら、その部分を確認してみてください。
まとめ
よくミシンを使用する人でしたら、この掃除を月に1回程度行うのが理想ですね。そうすることで縫い目がキレイに保たれますし、異音などがすることもないでしょう。
かんたんな掃除ですので慣れてくると気付いたときに気軽に行うことができます。
そのほかのミシンの不調についてはこちら「ミシンの不調。これって故障?使い方が間違ってるだけ?よくある原因とその対処方法8選」