「ロックミシンを買うならベビーロックがいいって聞くけど、どの機種を選べばいいの?」
「衣縫人と糸取物語の違いもよくわからない…」
そんな方に向けて、この記事では ベビーロックのロックミシンの中から、厳選5機種 をピックアップして紹介します。
あわせて、
- なぜ他社ではなく ベビーロックを選ぶメリット が大きいのか
- 衣縫人・糸取物語それぞれがどんな人に向いているのか
も、初心者さん向けにわかりやすく解説していきます。
そもそもロックミシンとは?
ロックミシンとは、布の端を切り落としながら糸でかがり、ほつれ止めと縫い合わせを同時に行えるミシンのことです。普通の家庭用ミシンが「直線を縫う」のに対し、ロックミシンは 端処理専門のミシン と考えると分かりやすいでしょう。
ニット生地などよく伸びる素材にも対応でき、縫い代が丈夫で美しく仕上がるのが特徴です。洋服作りや入園グッズ、バッグ制作など、ハンドメイドの完成度を一段上げたい人に欠かせない1台 と言えます。
更に詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめ!
ベビーロックがロックミシンで選ばれる理由
まずは「そもそも、なぜロックミシンといえばベビーロックなのか?」という部分から整理しましょう。
① 世界初の家庭用ロックミシンメーカーという信頼感
ベビーロックは、1968年に 世界で初めて家庭用小型ロックミシンを発売したメーカー です。今もなお「ロックミシンと言えばベビーロック」と言われるほど、多くの縫製ユーザーから支持されています。
長年ロックミシンに特化してきたブランドなので、
- 縫い目の美しさ
- 生地送りの安定感
- 糸調子の合わせやすさ
といった “肝心な部分” の完成度が非常に高いのが特徴です。
② 日本国内生産&職人による高い品質管理
衣縫人・糸取物語シリーズは、日本国内の工場で職人が手作業に近い工程で組み立てを行っている と紹介されています。
- 高速で回転するロックミシンは、精度が命
- 部品の噛み合わせや糸通りがシビア
だからこそ、「きちんと作られている安心感」は、長く使う上で大きなメリットになります。
③ 糸通し&糸調子がラクになる独自機能が豊富
ロックミシンの一番のハードルと言えば “糸通し” と “糸調子”。
ベビーロックはここを徹底的にラクにしてくれる機能がそろっています。
- エアスルーシステム(自動エア糸通し)
→ レバーやボタンを押すだけで、空気圧でルーパー糸が一瞬で通る - ジャストフィットシステム(自動糸調子)
→ 布の厚みや種類が変わっても、ロックミシンが自動で糸張りを調整してくれる
「糸通しが大変!」
「糸調子がわからない」
というロックミシンの2大ストレスを減らせるのは、ベビーロックならではの強みです。
④ 衣縫人と糸取物語の2ラインで選びやすい
ベビーロックのロックミシンは、大きく
- 衣縫人(いほうじん)シリーズ … 手動糸調子で、縫い目にこだわりたい人向け
- 糸取物語(いととりものがたり)シリーズ … 自動糸調子で、簡単・スピーディに仕上げたい人向け
という2ラインに分かれています。
「細かく自分で糸調子を詰めたい」というこだわりの強い方には衣縫人シリーズがおすすめ!
「難しい調整はミシンにお任せしたい」という気軽に使いたい方には糸取物語シリーズがいいでしょう!
どちらのタイプの人にも、ぴったりの機種を選びやすい構成になっているのも魅力です。
ネットでロックミシンを購入するメリット・デメリット
ロックミシンは家電量販店や専門店だけでなく、Amazonなどのネットショップでも購入できます。近年はネット購入を選ぶ人も増えていますが、メリットとデメリットを正しく理解した上で選ぶことが大切です。
ネット購入のメリット
① 価格が安くなりやすい
実店舗より値引きやポイント還元が大きく、実質価格が安くなるケースが多いのが最大のメリットです。タイムセールやキャンペーン時期を狙えば、さらにお得に購入できます。
② 在庫・機種の選択肢が多い
店舗では在庫に限りがありますが、ネットなら複数のモデルを比較しながら選べます。
③ レビューで実際の使用感を確認できる
購入者の口コミをチェックできるため、
・使いやすさ
・音の大きさ
・糸掛けのしやすさ
など、メーカー公式情報では分からないリアルな評価を参考にできます。
④ 自宅配送で運ぶ手間がない
ロックミシンは重量が10kg前後あり、持ち帰るのは意外と大変。自宅に直接届くのは大きなメリットです。
ネット購入のデメリット
① 実機に触れられない
操作感、サイズ感、音の感じ方などは、実際に触らないと分かりづらい点があります。初めてロックミシンを購入する人ほど、この点は不安要素になりやすいでしょう。
② 対面説明や実演が受けられない
専門店なら操作説明を実演で受けられますが、ネット購入ではそれがありません。
ただし、ベビーロックは取扱説明書や公式動画が充実しており、最近はオンラインでも十分に学習可能な環境が整っています。
③ 初期不良対応が発送ベースになる
店舗購入に比べ、初期不良の交換・修理対応は
「発送 → メーカー対応 → 返送」
となるため、即日解決は難しいケースもあります。
ロックミシンの保証について
ベビーロックのロックミシンは、正規販売店からの購入でメーカー保証が付属します。Amazonなどのネットショップで購入する場合も、ベビーロック正規取扱店が出品している商品であれば、店舗購入と同様に保証対象になります。
通常は、購入日から1年間のメーカー保証が付き、
- 初期不良
- 通常使用での故障
- 製造上の不具合
などが無償修理の対象になります。
購入時は必ず、
✅ 販売元が「正規取扱店」表記か確認する
✅ 保証書が同封されているか確認する
✅ 購入履歴(注文メール・納品書)を保管しておく
この3点を押さえておけば、
ネット購入でも修理やサポート面で不安なく利用できます。
ベビーロックは国内サポート体制も整っているため、初心者がネットで購入しても安心度の高いメーカーと言えるでしょう。
結論|初心者でもネット購入は“十分アリ”
ロックミシンは一度設定すれば、頻繁に買い替える製品ではありません。
価格や在庫を総合的に考えると、
✅ コスパ重視
✅ 機種選択の自由度重視
✅ レビュー重視
の方には、ネット購入は非常に相性が良い選択肢です。
とくにベビーロックは操作マニュアル・公式動画・サポート体制が整っているため、初心者でも安心してネット購入しやすいブランドといえます。
ベビーロックのロックミシン厳選5選
今回ネットで購入ができるベビーロックのロックミシンを5機種厳選しました。
その中から、
- 家庭用で使いやすい
- 仕様・機能が今の標準に合っている
- レビューや仕様面で安心しておすすめできる
という観点でご紹介していきます。
1.衣縫人 BL501|ベーシック&コスパ重視の入門機
「まずはベビーロックのロックミシンを体験してみたい」という人におすすめなのが 衣縫人 BL501 です。
主な特徴
- 2本針4本糸の本格ロックミシン
- エアスルーシステム(自動エア糸通し) 搭載
- 手動糸調子ダイヤルで生地に合わせた微調整が可能
- 差動送り付きで、ニットや伸びやすい生地もきれいに仕上がる
ベーシックな機能をきちんと押さえた「標準機」で、薄地から厚地、ニットまで幅広く対応できるバランスの良さが魅力です。
口コミでも、糸のセットや縫いやすさ、かがり縫いの美しさが高く評価されています。
こんな人におすすめ
- はじめてロックミシンを買う
- ベビーロックをできるだけ予算を抑えて導入したい
- 糸通しのラクさと、手動糸調子の自由度を両方ほしい
2.衣縫人 BL57EXS|安全性とメンテ性も重視するならコレ
同じ衣縫人シリーズの中でも、ワンランク上の仕様なのが BL57EXS。
主な特徴
- 2本針4本糸ロック
- エアスルーシステムでラクラク糸通し
- 手動糸調子で、縫い目の表情を細かく作り込める
- セーフティストップ機構
→ 押えが上がっているときは動作しない安全設計 - サイドカバーが大きく開く構造で、お手入れしやすい
特に、セーフティ機構やお手入れのしやすさなど「長く安心して使うための配慮」が行き届いたモデルです。
薄地〜厚地、ニット、巻きロックまで、ロックミシンに求めるほぼすべての基本機能を備えています。
こんな人におすすめ
- 子どもがいる家庭などで、安全性も重視したい
- これ1台を長くメイン機として使っていきたい
- 縫い目にこだわりたいので、手動糸調子派
3.衣縫人 BL527EXS|バッグ・厚地作品もしっかり縫いたい人に
Amazonでは 「アニュドール 衣縫人 BL527EXS」 として販売されているモデルで、衣縫人シリーズの中でもパワフルさが魅力の機種です。
主な特徴
- 2本針4本糸ロック
- エアスルーシステム搭載
- 手動糸調子
- 厚地も安定して縫えるパワフルな仕様
- スチール製針板を採用したシリーズもあり、耐久性◎
帆布バッグやラミネート生地、小物雑貨の量産など、少しハードめなソーイングをしたい人 に向いています。
こんな人におすすめ
- 帆布トートやバッグなど、厚地の作品をよく作る
- ロックミシンにも “パワー” を求めたい
- 将来的に作品販売も視野に入れている
4.糸取物語 BL-65EXS|自動糸調子で「難しい調整はミシン任せ」
ここからは「糸取物語」シリーズ。
その中でも、ロックミシンの王道モデルと言えるのが BL-65EXS です。
主な特徴
- 2本針4本糸ロックミシン
- ジャストフィットシステム(自動糸調子) 搭載
→ 布の厚みや種類が変わっても、ミシンが自動で糸の張りを合わせてくれる - エアスルーシステム(自動エア糸通し)
→ レバーを押すだけでルーパー糸が一瞬で通る - ラクスルー(自動針糸通し) で針糸通しも簡単
ロックミシンで一番大変な
- ルーパー糸通し
- 糸調子合わせ
この2つをほぼミシンに任せられるので、初心者でも仕上がりが安定しやすい のが最大の魅力です。
こんな人におすすめ
- ロックミシンは初めてで、できるだけ簡単に使いたい
- 糸調子合わせに時間を取られたくない
- 作品作りに集中したい
「手動調整で追い込みたい」よりも、「とにかく手軽に、きれいに縫いたい」という人は、衣縫人より糸取物語BL-65EXSの方が満足度は高いはずです。
5.糸取物語 BL-69WJ|ウェーブロック対応の上位モデル
最後に紹介するのが、糸取物語シリーズの中でも装飾性の高い縫い目が楽しめる BL-69WJ。
主な特徴
- 2本針4本糸ロックミシン
- 自動糸調子(ジャストフィットシステム)
- エアスルーシステム搭載(自動エア糸通し)
- ウェーブロック機能 に対応(機種による)
通常のロック縫いに加え、糸のかがり方を変えて波打つような装飾的な縫い目「ウェーブロック」が楽しめるのが大きな特徴です。
ハンカチの縁やフリル、スカートの裾など、「見せるロックミシン」 として活用したい人にぴったりです。
こんな人におすすめ
- 作品のデザイン性にもこだわりたい
- 装飾的な巻きロックやウェーブロックを多用したい
- 作品販売やイベント出店で差別化を図りたい
衣縫人と糸取物語、どちらを選べばいい?
ここまで5機種を見てきましたが、
「結局、衣縫人と糸取物語のどっち系がいいの?」という疑問も出てくると思います。
簡単にまとめると、次のようなイメージです。
◆ 衣縫人シリーズが向いている人
- 糸調子を自分で決めたい
- 生地ごとに縫い目の雰囲気を変えたい
- ロックミシン経験者、もしくは長く深く付き合うつもり
= ミシン操作が好きな「マニュアル車タイプ」
◆ 糸取物語シリーズが向いている人
- とにかく簡単・時短で仕上げたい
- 難しいことはミシンに任せて、作品作りに集中したい
- ロックミシンは初めて、という初心者さん
= 操作をお任せしたい「オートマ車タイプ」
どの機種を選ぶか迷った時の早見表
最後に、ここまでの内容をギュッとまとめた簡易チャートです。
- 予算をできるだけ抑えつつ、ベビーロックを体験したい
→ 衣縫人 BL501 - 安全性・メンテ性を含め、長く愛用する1台がほしい
→ 衣縫人 BL57EXS - 厚地バッグや本格作品までガンガン縫いたい
→ 衣縫人 BL527EXS - ロックミシン初心者で、とにかく簡単にきれいに仕上げたい
→ 糸取物語 BL-65EXS - 装飾ロックで作品の表情に差をつけたい
→ 糸取物語 BL-69WJ
まとめ|ロックミシンなら、まずはベビーロックをチェックしよう
ロックミシンは「直線縫いだけのミシン」と違い、
- 高速回転
- 多本糸
- 差動送り
など、機械としての精度や安定性がより強く求められるジャンルです。
だからこそ、
- 長年ロックミシンに特化してきた実績
- 日本製の品質管理
- 糸通し・糸調子をラクにする独自機能
を持つ ベビーロック は、他社と比べても安心しておすすめできるブランドと言えます。
Amazonなら、レビューや価格も確認しながら選べるので、
気になった機種があれば、ぜひ一度チェックしてみてください。
あなたのソーイングスタイルにぴったりの1台が見つかりますように。





