ミシン初心者が最初につまずきやすいのが「糸選び」です。
- どんな糸を使えばいい?
- 太さはどう選ぶ?
- ロックミシンの糸は普通の糸でいい?
この疑問を解決しないまま縫い始めると、
- 糸が切れる
- 糸絡み・目飛びが多い
- 縫い目がきれいに揃わない
などのトラブルが起きがちです。
ミシン糸は縫い目のクオリティを左右する超重要ポイント。
この記事では、初心者の方が迷わず正しく糸を選べるよう、
- 糸の素材の違い
- 太さ(番手)の基礎知識
- 用途別の糸の選び方
- ロックミシン専用糸の考え方
- おすすめメーカー
まで、すべてまとめて解説します。
ミシン糸の素材は3種類
ミシン糸は主に次の3素材に分類されます。
| 素材 | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| ポリエステル | 強くて切れにくく万能 | 洋裁全般・入園グッズ・小物 |
| 綿 | 生地とのなじみがよい | パッチワーク・ナチュラル作品 |
| ナイロン | 伸縮性がある | ニット補強・ゴム周り |
✅ 初心者は「ポリエステル糸」でOK
家庭用ミシンで縫うなら
ポリエステル糸を選べばほぼ間違いありません。
- 切れにくい
- 絡みにくい
- 洗濯に強い
- 色落ちしにくい
というメリットが揃っており、入園グッズ、小物、バッグ、洋服まで万能に使えます。
また、ミシンは上糸と下糸を使用しますが、上下の糸は必ず同じ糸を使用するようにしてください。
色が似てるからなどと違う糸を使用するとうまく縫えない原因となる場合があります。
糸の太さ(番手)の正しい基礎知識【最新版】
糸の太さは「番手(ばんて)」で表されます。
✅ 基本ルール
数字が大きいほど糸は細くなる
| 番手 | 太さイメージ | 主な用途 |
|---|---|---|
| 30番 | 太い | デニム・帆布・ステッチ強調 |
| 60番 | 標準 | 洋裁全般・入園グッズ・小物 |
| 90番 | 細い | 薄地・ローン・シフォン |
✅ 初心者のベストチョイス
最初に揃えるべき糸は
60番のポリエステル糸
です。
基本的に家庭用ミシンの糸調子はこの60番で綺麗に縫えるように設定してあります。
他の番手(30番や90番)を使用すると糸調子をミシンにおまかせできる自動糸調子機能が搭載されていても糸調子を見ないといけない場合がありますので、60番を使用してもらうのが無難です。
理由
- 厚地~普通地まで幅広く対応
- 糸切れが起こりにくい
- もっとも扱いやすい太さ
番手ごとの使い分け
- 30番 → 帆布バッグなどの強度重視・目立つステッチ
- 60番 → 日常縫製すべて(基本)
- 90番 → 薄地専用(縫い目を目立たせたくないとき)
ロックミシン用糸は「家庭用ミシンの糸とは別物」
ロックミシンでは、
- 3~4本の糸を同時に高速で使用
→ 糸の消費量が非常に多い
のが特徴です。
✅ ロックミシン専用糸の特徴
| 項目 | 家庭用ミシン糸 | ロック糸 |
|---|---|---|
| 巻量 | 小さい | 超大容量 |
| 形 | ボビン巻き | コーンタイプ |
| 糸質 | 張りあり | やわらかめ |
普通糸を使うとすぐ無くなり、ランニングコストが上がってしまいます。
✅ おすすめの色
まずはこのセットでOK。
- ロック糸 白 ×4本
必要に応じて
- グレー
- ベージュ
- 縫いたい生地に近い色
を後から足せばほぼ全対応できます。
用途別おすすめ糸の基本セット
✅ 家庭用ミシン
初心者が最初に揃えるべきセット
- 60番 ポリエステル糸
- 白
- 黒
- グレー
- 生成り
✅ ロックミシン
- コーン糸
- 白 ×4本
信頼できる糸メーカー
初心者は必ず「実績のあるメーカー」を選びましょう。
というよりも「フジックス」一択です。
「フジックス」の「シャッペスパン」が初心者・上級者問わずおすすめです。
🎯 フジックス
日本最大手。
- ✅ シャッペスパン60番 → 初心者の絶対定番
- カラー展開が非常に豊富
安い糸は使っても大丈夫?
結論
「基本的には使用しない方がいい」
安価糸の問題点
- 糸質が不安定
- 毛羽立ちが多い
- 糸切れ・絡みやすい
- ミシンの不調の原因になる
糸を長く使うための保管方法
糸は劣化しやすいアイテムです。
正しい保管ルール
✅ 直射日光を避ける
✅ 密閉容器へ収納
✅ 高温多湿を避ける
劣化サイン
- 白い粉を吹く
- 毛羽立ちが目立つ
- 糸がブチブチ切れる
この症状が出た糸は処分しましょう。
まとめ|糸選び=ミシン上達の最短ルート
初心者が絶対に覚えておくべき3ルール:
✅ ポリエステル60番を基本にする
✅ ロックミシンは必ずコーン糸を使う
✅ 安価すぎる糸は本番では使わない
この3つを守るだけで
- 縫い目が安定する
- トラブルが激減する
- 作業が驚くほどスムーズになる
ミシン選びと同じくらい、
糸選びはソーイングの“完成度”を決める重要ポイントです。
ぜひ正しい糸を揃えて、
快適で楽しいソーイングライフをスタートしてください。





