トラブルを防ぐなら、このミシン針を使っておけば安心です。

針が合っていないだけで、縫いにくさや糸トラブルの原因になることがあります。

「ロックミシンを買うならベビーロックがいい」とよく聞くけど、種類が多くてどれを選べばいいかわからない…そんな方のために、この記事では目的別におすすめのベビーロックを5台厳選してご紹介します。

「そもそもミシンの種類や選び方から知りたい」という方は、まずこちらをどうぞ。 → ミシン完全ガイド|種類・選び方からおすすめ機種まで

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この記事で紹介するベビーロックのおすすめ5選

# こんな人に 機種
はじめてのロックミシン・準備をラクにしたい 糸取物語 BL65EXS
縫い目にこだわりたい・糸調子を自分で合わせたい 衣縫人 BL5700EXS
カバーステッチミシンがほしい ふらっとろっく BL72S
複合機に興味がある 縫工房 BL77WJ
本格派・上位機種を使いたい 糸取物語ウェーブ BL69WJ

①【はじめてのロックミシンに】babylock 糸取物語 BL65EXS

こんな人におすすめ

  • ロックミシンを初めて使う
  • 糸調子や糸通しに自信がない
  • 準備の手間を減らしてすぐ縫い始めたい

特徴

糸取物語 BL65EXSは、「ロックミシンを使いこなせるか不安」という方に自信を持っておすすめできる一台です。ベビーロックが世界で初めて実用化した**ジャストフィットシステム(自動糸調子)**を搭載しており、生地の厚みや種類が変わっても糸調子を自動で合わせてくれます。薄いシフォンから厚手のニットまで、ダイヤルを触らずにそのまま縫い続けられるのが最大の強みです。

糸通しは**エアスルーシステム(自動エア糸通し)**を搭載。ロックミシンで最も難しいとされるルーパーへの糸通しが、レバーを押すだけでエアの力でスッと通ります。針穴への自動糸通し機能も付いており、準備のストレスがぐっと減ります。

2本針4本糸で縫い合わせも端かがりも一台でこなせる実用性の高さ、差動送りによる伸縮素材への対応、スチール製針板による安定した布送りなど、縫いの品質も本格的です。衣縫人・糸取物語シリーズは山形の工場で一台一台丁寧に組み立てられており、耐久性の高さも折り紙付きです。

「糸調子がうまく合わなくて挫折した」「ロックミシンの準備が面倒でしまいこんでしまった」という声をよく聞きますが、このミシンならそういった心配がほとんどありません。

こんな人には向かないかも

  • 糸調子を自分の感覚で細かく合わせたい(→②BL5700EXSへ)

価格帯

実売価格:約180,000〜220,000円前後


②【縫い目にこだわりたい人に】babylock 衣縫人 BL5700EXS

こんな人におすすめ

  • 糸調子を自分で細かく調整したい
  • ソーイング教室で使いたい・プロ志向
  • ロックミシンをとことん使いこなしたい

特徴

衣縫人 BL5700EXSは、ベビーロックの中で最も多くの洋裁教室や上級者に選ばれているロックミシンです。①BL65EXSとの最大の違いは手動糸調子である点です。

「手動糸調子は難しそう」と思うかもしれませんが、実際には通常のかがり縫いではほとんどダイヤルに触る必要がないと多くのユーザーが言っています。糸調子を変えるのは主に巻きロックに切り替えるときくらいです。その代わり、「このニット素材にはもう少し強めに」「この巻きロックはもっと細かく」といった自分の感覚で縫い目を追い込んでいける自由度があります。縫い目への強いこだわりを持つ方には、この手動の余地こそが大きな魅力になります。

機能面では、エアスルーシステムによる自動エア糸通し・自動針糸通し・差動送りを搭載しており、糸通しの手間はBL65EXSと同様にしっかりラクになっています。操作性を重視した大きな押え金、メスと針落ち位置が近い設計によりアームホールなどの内カーブも縫いやすく、縫い目長さは最小0.75mmまで対応と、細部への配慮が光ります。

衣縫人・糸取物語シリーズ共通で、山形の工場で職人が手作業に近い工程で組み立てており、精度と耐久性は随一です。「長く使う一台として選ぶなら衣縫人」という声が、ミシン専門店のスタッフの間でも多いモデルです。

こんな人には向かないかも

  • 糸調子を自動でお任せしたい(→①BL65EXSへ)

価格帯

実売価格:約230,000〜240,000円前後


③【カバーステッチミシンがほしい人に】babylock ふらっとろっく BL72S

こんな人におすすめ

  • Tシャツやカットソーの裾・袖口を市販品のように仕上げたい
  • チェーンステッチ・トリプルカバーステッチも使いたい
  • ロックミシンとは別に専用機がほしい

特徴

ふらっとろっく BL72Sは、ベビーロックのカバーステッチ専用ミシンです。カバーステッチとは、TシャツやスウェットのL裾や袖口でよく見られる、伸縮性を保ちながら表にステッチラインが出る縫い方のことです。このステッチがあるだけで、仕上がりが一気に既製品に近づきます。

BL72Sの縫い形式は3種類。チェーンステッチ(スラックスの脇縫いなどに)・カバーステッチ(3mm幅・6mm幅の裾上げ・袖縫いに)・トリプルカバーステッチ(3本針の飾り縫いやゴム入れに)を使い分けられます。

糸通しはベビーロックならではのエアスルーシステムを搭載。差動送りで伸縮素材もきれいに仕上がります。縫い終わりは空環(からかん)が出せるのでそのまま生地を外せて作業がスムーズです。

一つ注意点をお伝えしておきます。カバーステッチミシンは普通のロックかがりはできません。ロックミシンとカバーステッチミシンは役割が異なる別の道具です。どちらも使いたい場合は2台揃える必要があります(この点は④複合機のセクションで詳しく書きます)。

こんな人には向かないかも

  • ロックかがりもカバーステッチも1台でやりたい(→④縫工房BL77WJを参照)

価格帯

実売価格:約180,000〜200,000円前後


④【複合機に興味がある人に】babylock 縫工房 BL77WJ

こんな人におすすめ

  • ロックかがりもカバーステッチも1台で済ませたい
  • 置くスペースが限られている
  • 複合機を検討している

特徴

縫工房 BL77WJは、オーバーロック(かがり縫い)とカバーステッチが1台でできる複合機です。BL77WJの最大の特長は、ベビーロックが世界で初めて開発したジェットエアスルーシステム。電動モーターの力で空気を送り出すため、上下ルーパーの糸通しがボタンひとつで瞬間的に完了します。エアスルー(手動ポンプ式)より大幅に速くラクです。

自動糸調子(ジャストフィットシステム)・ウェーブロック機能・差動送りも搭載しており、機能面は非常に充実しています。


ただし、正直にお伝えしたいことがあります。

複合機はオーバーロックとカバーステッチを切り替えるとき、糸を全部かけ直す必要があります。慣れれば手順通りにできますが、それなりに時間がかかります。「今日は裾上げしたい」と思ってもすぐ切り替えられないので、両方を交互に頻繁に使いたい方には正直少しストレスになります。

実際のユーザーからも「切り替えが面倒でカバーステッチ機能をほとんど使わなくなった」という声が聞かれます。

個人的なおすすめは、ロックミシンとカバーステッチミシンを別々に2台揃えることです。それぞれの専用機を並べれば、切り替えなしで作業を進められ、効率が大幅に上がります。費用は2台分かかりますが、使い勝手の差は大きいです。

複合機は「絶対に1台にまとめたい」「スペースが理由でどうしても無理」という方に向いています。

価格帯

実売価格:約310,000〜350,000円前後


⑤【本格派・上位機種に】babylock 糸取物語ウェーブ BL69WJ

こんな人におすすめ

  • ①BL65EXSを使っていて、さらに上の機種に買い替えたい
  • ウェーブロックなど縫い目の表現を広げたい
  • 糸通しを最も速くラクにしたい

特徴

糸取物語ウェーブ BL69WJは、糸取物語シリーズの最上位モデルです。①BL65EXSと比べたときの大きな違いは2つあります。

ひとつは**ジェットエアスルー(電動式)**の搭載です。BL65EXSのエアスルーは手動ポンプ式ですが、BL69WJは電動モーターの力でルーパー糸を上下同時に通せます。ボタンをひとつ押すだけで瞬間的に糸が通るので、さらにストレスがなくなります。針穴への糸通しも両手が使える新ラクスルー方式になっています。

もうひとつはウェーブロック機能です。独自の機構で縫い目に波状の模様を作り出せる機能で、糸取物語シリーズの中でBL69WJだけが持つ特別な機能です。ラメ糸やウーリー糸を使うことで縫い目に表情を加えられ、装飾的なソーイングの幅が広がります。

自動糸調子・差動送り・差動比率の微調整ツマミ・鉄製針板など、基本性能もBL65EXSからさらに強化されています。最小縫い目長さは0.75mmで、密度の高い巻きロックも美しく仕上がります。

「今のロックミシンに慣れてきて、次はもっといい機種を」という方の買い替え先として、非常に満足度の高い一台です。

こんな人には向かないかも

  • 初めてのロックミシン(まずは①BL65EXSから始めることをおすすめします)

価格帯

実売価格:約220,000〜240,000円前後


まとめ:あなたにぴったりのベビーロックはどれ?

# こんな人に 機種
はじめてのロックミシン・準備をラクにしたい 糸取物語 BL65EXS
縫い目にこだわりたい・糸調子を自分で合わせたい 衣縫人 BL5700EXS
カバーステッチミシンがほしい ふらっとろっく BL72S
複合機に興味がある 縫工房 BL77WJ
本格派・上位機種を使いたい 糸取物語ウェーブ BL69WJ

ベビーロックは1968年に世界で初めて家庭用小型ロックミシンを発売したメーカーです。「ロックミシンといえばベビーロック」と言われるほどの信頼と歴史があり、衣縫人・糸取物語シリーズは今も山形の工場で丁寧に作られています。

その他ミシンに関することをこちらの記事でまとめています。よろしければご覧ください。

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