厚地・硬い生地が縫えるミシンおすすめ6選|元ミシン屋が家庭用・職業用を厳選

トラブルを防ぐなら、このミシン針を使っておけば安心です。
針が合っていないだけで、縫いにくさや糸トラブルの原因になることがあります。

デニムや帆布など厚い生地を縫おうとしたら、ミシンが止まってしまった…という経験はありませんか?
実は安価なミシンや古いミシンでは、厚地や硬い生地を縫うのが難しいケースがあります。これから購入を考えている方も、厚地を縫う予定があるなら最初からパワーのあるミシンを選ぶことをおすすめします。
この記事では元ミシン屋のけいが、厚地・硬い生地でもしっかり縫えるおすすめのミシンを厳選してご紹介します。
厚地が縫えない原因
▶ 重量が軽いミシン
ミシンに重さがないと厚地を縫うときにガタついてしまい、うまく縫い進められないことがあります。ある程度重量のあるミシンの方が安定して厚地を縫えます。
▶ 安価なミシン
低価格帯のミシンはモーターが小さくパワーが弱いため、厚地や硬い生地を縫うのに十分な貫通力がありません。
▶ 送り歯の枚数が少ない
送り歯の枚数が少ないと厚地をしっかり送ることができず、縫い目がずれたり布が進まなかったりすることがあります。
厚地縫いに必要なミシンの条件
▶ 重量がある
ミシンに重さがあると縫っているときのガタつきが少なく安定して縫えます。厚地縫いには特に重要なポイントです。
▶ パワフルなモーター
貫通力が高いと厚地や硬い生地でも止まらずしっかり縫い進めることができます。
▶ 送り歯の枚数が多い
送り歯の枚数が多いほど厚地をしっかり送ることができ、縫い目のズレを防げます。
▶ 金属製のフレーム
プラスチックより耐久性が高く歪みにくいため、長く安定して使い続けられます。
家庭用ミシンで対応できる厚さの目安
厚地を縫うなら、家庭用ミシンより職業用ミシンの方が圧倒的にパワーがあり厚地や硬い生地を縫いやすいです。ただし職業用ミシンは価格が高く、すべての方に必要というわけではありません。自分が縫いたい生地がどちらに当てはまるかを確認してみてください。
家庭用ミシンで対応できる生地
- キルティング生地
- 帆布(薄手〜中厚手)
- デニム(〜11オンス程度)
- 綿キャンバス
職業用ミシンの方が安心な生地
- 厚手デニム(12オンス以上)
- 厚手帆布・8号帆布以上
- 合皮・レザー
- 複数枚重ねの厚地縫い
家庭用ミシンで対応できる生地であっても、縫う頻度が多い方や本格的な厚地縫いをしたい方は職業用ミシンを検討するのがおすすめです。
厚地を縫うときの注意点
▶ 電動ミシンは扱いに注意
電動ミシンはスピードに比例して生地を貫通する力が増す仕組みのため、厚地を縫うにはある程度スピードを出す必要があります。しかしスピードが出るとコントロールが難しくなります。コンピューターミシンであればスピードに関わらずパワーが一定なので厚地も安定して縫いやすいですよ。
▶ 針の太さに気をつける
厚地を縫うときは太い針を使う必要があります。薄地用の細い針や普通地用の針を使うと針が折れたり縫い目が乱れたりすることがあるので、生地の厚さに合わせた針を選びましょう。
\\これが厚地用の家庭用ミシン針//
\\職業用ミシンはこちら//
▶ ゆっくり縫う
厚地を縫うときは焦らずゆっくり縫うのがポイントです。ゆっくり縫うことで縫い目が安定し、きれいな仕上がりになりますよ。
▶ 厚地用の押さえを使う
縫う生地によってはテフロン押さえなど厚地用の押さえを使うと生地が滑りやすくなり縫いやすくなります。合皮やレザーなど引っかかりやすい生地を縫うときに特に効果的ですよ。
厚地縫いにおすすめの家庭用ミシン3選
ブラザー オリビア500
価格帯の目安:約6万円前後
メリット
- 重量があり安定して厚地を縫える
- 自動糸調子搭載で厚地でも糸調子が合わせやすい
- 自動糸切り・自動糸通し搭載で作業効率が上がる
- 針穴に糸がワンタッチで入る自動糸通し搭載
- ふところが広く大きな生地も縫いやすい
- フットコントローラーが標準装備
デメリット
- 合皮やレザーなど硬い素材は縫いにくい場合がある
- 職業用ミシンと比べるとパワーが劣る
| 機能 | 搭載 |
|---|---|
| 自動糸調子 | ○ |
| 自動糸切り | ○ |
| 重量がある | ○ |
| フットコントローラー対応 | ○(標準装備) |
家庭用ミシンの中では重量・パワーともに優れた一台です。デニムや帆布など中厚地までしっかり縫えるので、家庭用ミシンで厚地に挑戦したい方におすすめですよ。
JUKI HZL-VS200
価格帯の目安:約9万円台
メリット
- 工業用ミシン技術のBOX送り機構で厚地もしっかり送れる
- 押さえ圧7段階調整で様々な生地に対応
- 自動糸調子・自動糸切り搭載で作業効率が上がる
- 自動糸通し搭載で準備がスムーズ
- ふところが広く大きな生地も縫いやすい
- 重量があり安定感抜群
- フットコントローラーが標準装備
デメリット
- 合皮やレザーなど硬い素材は縫いにくい場合がある
- 職業用ミシンと比べるとパワーが劣る
| 機能 | 搭載 |
|---|---|
| 自動糸調子 | ○ |
| 自動糸切り | ○ |
| 重量がある | ○ |
| フットコントローラー対応 | ○(標準装備) |
工業用ミシンの技術を家庭用に落とし込んだ実力派ミシンです。BOX送り機構で厚地もしっかり送れるので、オリビア500よりさらに厚地縫いに強い一台ですよ。
JUKI HZL-FQ65
価格帯の目安:約15万円台
メリット
- 工業用ミシン技術のBOX送り機構でHZL-VS200よりさらに厚地縫いが強い
- 押さえ圧無段階調整で生地に合わせた細かい設定が可能
- 自動糸調子・自動糸切り搭載
- 自動糸通し搭載で準備がスムーズ
- ふところが広く大きな生地も縫いやすい
- 重量があり安定感抜群
- フットコントローラー・ワイドテーブルが標準装備
- 膝上げレバー搭載で両手が自由に使える
デメリット
- 価格が高め
- 合皮やレザーなど非常に硬い素材は職業用ミシンの方が安心
| 機能 | 搭載 |
|---|---|
| 自動糸調子 | ○ |
| 自動糸切り | ○ |
| 重量がある | ○ |
| フットコントローラー対応 | ○(標準装備) |
家庭用ミシンの中でも最高クラスの厚地縫い性能を誇る一台です。押さえ圧の無段階調整で様々な厚さの生地に対応でき、本格的に厚地縫いを楽しみたい方に自信を持っておすすめします。
厚地縫いにおすすめの職業用ミシン3選
JUKI SL-100
価格帯の目安:約11万円前後
メリット
- 革・合皮・デニム・帆布など厚地縫いに特化した設計
- 20番までの太糸が使用可能
- 太糸テンション搭載で太糸使用時も糸締まりが良い
- 厚地と太糸の組み合わせ時の縫い不良を防ぐ厚物用針板搭載
- 皮革でも押さえが貼り付かないスムース押さえ付属
- 膝上げレバー・フットコントローラーが標準装備
- 重量があり安定感抜群
デメリット
- 直線縫い専用のため家庭用ミシンのような多機能さはない
- 自動糸通しがないため針への糸通しを自力で行う必要がある
- 自動糸切りが搭載されていないので、ハサミ等で切る必要がある
| 機能 | 搭載 |
|---|---|
| 工業用ミシン針使用 | ○ |
| 自動糸切り | × |
| 重量がある | ○ |
| 膝上げレバー | ○ |
| フットコントローラー対応 | ○(標準装備) |
厚地縫いに特化した職業用ミシンです。太糸テンション搭載で太糸でも美しい縫い目に仕上がります。とにかく予算を抑えて厚地を縫いたい方におすすめの一台ですよ。
ベビーロック EP9600(エクシムプロ9600)
価格帯の目安:約13万円前後
メリット
- 工業用ミシンで主流の12mmボールベアリング軸受採用でパワーが最大限に伝わる
- 最高1,600針/分の縫い速度と安定性
- 工業用針使用で耐久性が高く折れにくい
- 自動糸切り搭載で作業効率が上がる
- 膝上げレバー・フットコントローラーが標準装備
- 重量があり安定感抜群
- 厚地・革素材もスムーズに縫える
デメリット
- 自動糸通しがないため針への糸通しを自力で行う必要がある
- 直線縫い専用のため家庭用ミシンのような多機能さはない
| 機能 | 搭載 |
|---|---|
| 工業用ミシン針使用 | ○ |
| 自動糸切り | ○ |
| 重量がある | ○ |
| 膝上げレバー | ○ |
| フットコントローラー対応 | ○(標準装備) |
工業用ミシンに近い構造を採用した本格派職業用ミシンです。本格的に厚地縫いを楽しみたい方におすすめですよ。
JUKI SL-300EX
価格帯の目安:約15万円前後
メリット
- 工業用針使用で耐久性が高く折れにくい
- 高速縫製に対応できパワフルに縫える
- 薄地も厚地も綺麗に縫える
- 縫い目が安定しており仕上がりが美しい
- 押さえ圧調整機能搭載で様々な生地に対応
- 自動糸切り搭載で作業効率が上がる
- 膝上げレバー・フットコントローラーが標準装備
- 重量があり安定感抜群
デメリット
- 自動糸通しがないため針への糸通しを自力で行う必要がある
- 直線縫い専用のため家庭用ミシンのような多機能さはない
| 機能 | 搭載 |
|---|---|
| 工業用ミシン針使用 | ○ |
| 自動糸切り | ○ |
| 重量がある | ○ |
| 膝上げレバー | ○ |
| フットコントローラー対応 | ○(標準装備) |
職業用ミシンの中でも縫いの品質にとことんこだわりたい方におすすめの一台です。厚地縫いはもちろん、長く使い続けたい方にも自信を持っておすすめしますよ。
よくある質問
Q1. 家庭用ミシンと職業用ミシンどちらを選べばいいですか?
縫う生地の厚さと使用頻度によって異なります。デニム(11オンス以下)や帆布(薄手〜中厚手)程度であれば家庭用ミシンで対応できます。それ以上の厚地や硬い素材を頻繁に縫う方は職業用ミシンをおすすめします。
Q2. 合皮やレザーは家庭用ミシンで縫えますか?
薄手の合皮であれば家庭用ミシンでも縫えますが、厚手の合皮や本革は職業用ミシンの方が安心です。また合皮やレザーを縫う場合はテフロン押さえの使用をおすすめします。
Q3. デニムは何オンスまで家庭用ミシンで縫えますか?
使用するミシンにもよりますが、目安として11オンス程度までであれば家庭用ミシンでも対応できます。12オンス以上の厚手デニムは職業用ミシンの方が安心ですよ。
Q4. 厚地縫いに向いている針の番号は?
厚地には16番以上の太い針がおすすめです。家庭用ミシンの場合はデニムや帆布には16番が目安です。職業用ミシンなら革や厚手帆布には18番〜21番が使えますよ。薄地用や普通地用の針を使うと針が折れる原因になるので注意しましょう。
Q5. 職業用ミシンは初心者でも使えますか?
直線縫い専用でシンプルな操作なので、慣れれば初心者でも使いこなせます。ただし糸調子の調整など家庭用ミシンと異なる部分もあるので、最初は練習用の布で試し縫いをしてから本番に臨むのがおすすめですよ。
Q6. 厚地を縫うと針が折れてしまうのはなぜですか?
針の太さが生地に合っていない場合や、ミシンのパワーが不足している場合に針が折れやすくなります。厚地には太い針を使い、パワーのあるミシンで縫うようにしましょう。
Q7. 安い・軽いミシンで厚い・硬い生地を縫うとどうなりますか?
針が折れるだけでなく、ミシン自体に大きな負荷がかかり故障の原因となる場合があります。厚地を縫う予定がある方は最初から適切なミシンを選ぶことをおすすめします。
Q8. 家庭用ミシンで厚地を縫うコツはありますか?
ゆっくりと縫うことが一番のポイントです。また厚地用の針を使い、段差がある部分はアイロンを掛けて平らにしてから縫うとスムーズに縫えますよ。生地によってはテフロン押さえの使用もおすすめです。
Q9. 職業用ミシンはどこで買うのがいいですか?
ミシン専門のネットショップがおすすめです。メーカー保証に加えて店舗独自の3年や5年保証が付く場合があるのでとても安心です。購入前に保証内容を確認しておくと良いですよ。
まとめ
今回は厚地・硬い生地でもしっかり縫えるおすすめのミシンを家庭用・職業用に分けてご紹介しました。
選ぶ際のポイントをおさらいすると…
- 重量があってパワフルなミシンを選ぼう
- 縫う生地の厚さによって家庭用か職業用かを判断しよう
- 安い・軽いミシンで無理に厚地を縫うとミシンの故障につながる
- 厚地を縫うときは針の太さと縫うスピードに気をつけよう
今のミシンで厚地が縫えなくて困っている方も、これからミシンを購入する方も、ぜひ自分に合った一台を見つけてみてください!
ミシン選びでお悩みの方はこちらもぜひ参考にしてください。
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